利用する目的とその基礎知識を理解しておく

うつ病になる原因は様々ですが、「しなければならない」ことが多いほどうつ病になる傾向があります。例えば、会社に行きたくないのに行かなければならない場合などがこれに該当するでしょう。ただそうはいっても、生活がありますので会社を辞めればよい訳ではありません。そこで、うつ病になった場合には、まず治療することで自分自身がどのような精神状態になっているかを客観的に見つめることが可能になります。この時必要になる知識としては、保険を上手に適用して精神科や心療内科に通うことです。ほとんどの人は、健康保険に加入していますので、精神科や心療内科に行った時3割負担になるでしょう。それに加えて、会社などを長期的に休んでいる場合には、障害年金や傷病手当金をもらうことが可能です。どちらは簡単にもらうことができるかといえば、傷病手当金のほうです。傷病手当金は、1週間程度会社を休んだだけでもらうことができるものです。これをもらう目的としては、生活を維持するためですので生活に必要な最低限の金額としてその人の給料の2/3程が出る計算になります。ただそれでも、何ももらえずに悩んでいるよりも良い結果につながることは間違いありません。この時の申請方法としては、診察をしてもらった病院に行き、診断書を書いてもらうことです。診断書自体は、\1000程度で書いてもらうことが可能になります。その後申請をすると、1か月ないしは2カ月程度でお金が入ってくる仕組みです。最大で、1年半ほどの傷病手当金をもらうことができるのが特徴といえるでしょう。
うつ病になった場合、健康保険に加入していれば、傷病手当金をもらうことができることがわかりました。ただし、いくらうつ病といっても仕事をしていることとうつ病になったことの因果関係がはっきりしていることが重要になります。そのため、診断書を書いてもらうためにも診断書を書きなれた医者にお願いするのが一番です。そうだとすれば、最初の段階で診断書に慣れているベテランの先生のところに行き治療してもらうのがよいでしょう。もう一つ注意点は、健康保険に加入していれば絶対に傷病手当金をもらえるとは限らないことです。なぜかといえば、厚生年金に加入していないともらうことができないからです。厚生年金に加入している人は、会社員や一部のパートなどになるでしょう。アルバイトなどは通常厚生年金に加入していないため傷病手当金をもらうことはできないといえます。そもそもなぜもらうことができないかといえば、会社の健康保険組合が傷病手当金を出しているからです。正式に会社に属していないアルバイトは、もらえない理由がわかるでしょう。次に検討しておきたいのは、障害年金になります。障害年金は、老後にもらうことができる年金と同じような種類です。そのため、60歳以上になっている場合にはもらうことはできません。この場合は、老後の年金をもらった方が賢いでしょう。ただ若い人の場合には、老後まで随分と時間があるため障害年金をもらって暮らしていく方法もあります。この方法は、傷病手当金に比べるとずいぶんと難易度が高いです。一度受給すると生涯通じてもらうことができるためです。そのため、かなり審査が厳しいだけでなくうつ病の状態も重たいことが条件になります。
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